【Excel】関数セルと値セルを一括判別!誰でもできる見分け方&検索術まとめ

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Excelで作業していると、関数が入ったセルと数値や文字などの値だけが入ったセルを区別したいことがあります。
表が大きくなると、手作業で確認するのは大変です。

大量のデータを扱うとき、関数セルと値セルを見分けることは、作業効率や正確性の向上にとても重要です。

本記事では、誰でも簡単にできる関数セルと値セルの見分け方や、効率的な検索・抽出のテクニックを画像付きでわかりやすく解説します。初心者の方でも安心して試せる内容なので、ぜひ参考にしてください!

目次

関数セルと値セルの違いとは?

まず、関数セルと値セルの違いを整理しましょう。

  • 関数セル(数式セル)=SUM(A1:A5) のように = から始まる数式が入ったセル。
  • 値セル:手動で入力された固定値(数値や文字列)が入っているセル。

ポイント:見た目では値セルも関数セルも数字が表示されるため、判断が難しいことがあります。

この違いが分かれば、「どこを修正すべきか」「どこが自動計算されているのか」を瞬時に把握できます。

方法1:セルを選択してステータスバーで確認

Excelの簡単な機能を使うと、関数セルか値セルかをすぐに判別できます。

  1. 判別したい範囲を選択
  2. Excelの右下にある ステータスバー を確認
    • 「平均」「合計」などの数値が表示される場合、値セルが含まれていることを示します
  3. 関数セルのみを確認したい場合は、数式バーに = が表示されるか確認

注意:ステータスバーだけでは完全に判別できない場合があります。

方法2:ショートカットで関数セルを一括選択

Excelには関数セルを簡単に選択する機能があります。

  1. 判別したい範囲を選択
  2. Ctrl + G → 「ジャンプ」 → 「セル選択」
  3. 「定数」または「数式」を選択
    • 「数式」を選ぶと関数セルのみが選択されます
    • 「定数」を選ぶと値セルのみが選択されます

これで、範囲内の関数セルや値セルを一括でハイライトできます。

方法3:条件付き書式で色分け

関数セルと値セルを色分けすると、見た目で判別できるようになります。

  1. 判別したい範囲を選択
  2. ホーム → 条件付き書式 → 新しいルール
  3. 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」にチェック
  4. 関数セルの場合:=ISFORMULA(A1) と入力
  5. 好きな色を設定 → OK

これで関数セルが指定した色で表示され、値セルとの違いが一目で分かります。

方法4:検索機能で関数セルを抽出

  • Ctrl + F → 「検索」
  • 「オプション」 → 「数式を検索」
  • これで、関数セルだけを検索・移動できます

値セルを抽出したい場合は、「定数」を選択するだけです。
大量データでも、この方法なら素早く関数セルと値セルを切り分けられます。

方法5:選択したデータ範囲の中で関数と数値データを選択

下の表は、「太文字で黄色のセルに合計関数」があります。文字列以外の数値セルがデータセルになります。

この表を使い説明します。

合計関数が有る表

先ず表の選択を行います。

表の中のセルを一つ選びます。連続していればどれでも良いです。

Ctrl+A

特定の範囲に有るデータを全て選択する時に、このショートカットを実行します。

下の表は「35」のデータが入ったセルを選択し、[Ctrl+A]とショートカットで表全体を選択します。
連続したデータが入ったセルが選択されます。

表全体が選択されます。

連続データの有る表全体が選択される

 

選択したデータ範囲の中で数値データを選択

数値データセルの選択方法です。

Ctrl + Shift + [    ( [:左ブラケット、左大括弧)

Ctrl + Shift + [  1回目

先ず選択した表で一回このショートカットを実行すると文字列のセル以外が選択されます。

文字列以外が選択される

Ctrl + Shift + [  2回目

データセルの横の合計関数セルを含んだ範囲まで絞り込まれました。

横の合計関数を含んだセル

Ctrl + Shift + [  3回目

更に3回目のショートカット

データセルまで絞り込まれます。

Ctrl + Shift + [  4回目

更に4回目のショートカット

「該当セルが見つかりません」とメッセージがポップアップされ絞り込まれたことがわかります。

データセルの絞り込み

これで数値データセルが絞り込まれました。

ここでOKを押して、メッセージを消します。

データセルが選択された状態になっています。ちなみにここでDelet(削除)を行うと、数値データが全部削除されます。

選択したデータ範囲の中で関数セルを選択

関数セルの選択方法です。

Ctrl +Shift+   ( :右ブラケット、右大括弧)

関数セルは一回で全セルが選択されます。

データセルのときのように繰り返すと、合計対象に関数セルが含まれて順に選択されます。

Ctrl + Shift + ]   2回目

1Q、2Qの合計は合計関数を参照しています。上半期の合計は同じように1Q、2Qの合計関数を参照していて同じセルに絞り込まれています。

Ctrl + Shift + ]  3回目

3回目は更に絞り込まれて一番右下のセルまで絞り込まれました。このセルは参照先のセルが合計関数が入ったセルを参照しています。

Ctrl + Shift + ]  4回目

「該当セルが見つかりません」とメッセージがポップアップされ絞り込まれたことがわかります。

これで関数セルの絞り込みが完了しました。

まとめ

表のデータセルと関数セルの選択方法を紹介しました。

効率的に関数セルと値セルを見分けるポイント

  • 見た目だけで判断せず、Excelの機能を活用する
  • Ctrl + G → セル選択条件付き書式 で一括管理
  • 検索機能 を使えば、大量データでも素早く抽出可能
  • Ctrl + Shift + [ 、Ctrl + Shift + ]選択したデータ範囲の中で関数と数値データを選択

Excelの関数セルと値セルを効率的に判別することで、作業ミスの防止やデータ分析のスピードアップにつながります。
初心者でも簡単に実践できる方法なので、ぜひ覚えて日々の作業に役立ててください。

資料作成時データの使い回しでデータ入れ替えなど行う際に発揮できる作業の効率化です。

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