Windowsパソコンに「OneNote」が2つあって戸惑ったことはありませんか?
これは、Windows 10に標準搭載されていた アプリ版(OneNote for Windows 10) と、Microsoft Officeに含まれる デスクトップ版(OneNote for Microsoft 365 / 2016 / 2019 / 2021) が共存してしまうためです。
現在主流のWindows 11では、基本的に デスクトップ版OneNote のみが利用されますが、Windows 10を使っている人や、Microsoft Storeからアプリ版をインストールした場合は「2つのOneNote」が存在することになります。
この記事では、OneNoteとはどんなソフトかを簡単に紹介しつつ、アプリ版とデスクトップ版の違いを分かりやすく解説します。
OneNoteとは?
OneNote(ワンノート)は、Microsoftが提供するデジタルノートアプリです。
紙のノートと同じ感覚で自由にメモを書けるだけでなく、クラウドを使ってスマホや他のPCと同期できるのが大きな特徴です。
主な特徴
・学習ノート、会議メモ、アイデア整理など幅広く活用できる
・キーボード入力や手書きでメモを作成できる
・画像・ファイル・音声も保存可能
・自動保存&クラウド同期でマルチデバイス利用ができる
OneNoteが2種類ある理由
アプリ版(OneNote for Windows 10)
・Windows 10には標準搭載されていた
・シンプルで軽快、初心者向き
・ただし新機能の追加は終了、現在はMicrosoft Storeから手動インストールのみ可能
・今から新しく使うならおすすめはできず、将来的にはデスクトップ版に移行するのが安心
デスクトップ版(OneNote for Microsoft 365 / Office 2016以降)
・Officeに含まれている従来型のOneNote
・リボン形式のUIで機能が豊富
アプリ版とデスクトップ版の違い
以下の表に違いをまとめました。
項目 | アプリ版(OneNote for Windows 10) | デスクトップ版(OneNote for Microsoft 365 / 2016以降) |
---|---|---|
提供環境 | Windows 10に標準搭載/ストアからDL可 ※Win11ではデフォルトでは含まれない | Officeに同梱/無料DL可 |
UI | シンプルで直感的 | リボン形式で機能が豊富 |
機能 | 基本的なノート作成に特化 | タグ・アドイン・ページテンプレートなど充実 |
開発状況 | 新機能追加は終了 | 今後はこちらに一本化予定 |
おすすめ | 学生・ライトユーザー | ビジネス・研究・本格利用 |
どちらを選べばよい?
- Windows 11ユーザー → 基本的にofficeをインストールして「デスクトップ版OneNote」を利用
- Windows 10ユーザー → 標準のアプリ版が残っている場合もあるが、今後を見据えて「デスクトップ版」を中心に使うのがおすすめ
まとめ
OneNoteには「アプリ版」と「デスクトップ版」の2種類があります。
Windows 10では2つ並存するケースが有りますが、Windows 11では基本的にofficeをインストールしてデスクトップ版のみになります。
必要に応じてMicrosoft Storeからアプリ版を入れることも可能ではあります。
Microsoftは今後デスクトップ版に一本化予定。
今から使うなら デスクトップ版OneNote を選ぶのが安心です。
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