【Excel】パスワード設定の2種類の違い|暗号化と全般オプションの設定の違いを分かりやすく解説

当ページのリンクには広告が含まれています。
暗号化と全般オプションの設定の違い

Excelではファイルやブックの安全性を守るため、複数のパスワード設定が可能です。
特に混同されやすいのが以下の2種類です。

  1. 「パスワードを使用して暗号化」
    → ファイルを開くときに必ず必要なパスワード。内容は暗号化され、中身を見られません。
  2. 「全般オプション」(読み取り/書き込みパスワード)
    → 読み取りパスワードを設定すると、ファイルを開く際にパスワードが必要。
    → 書き込みパスワードを設定すると、編集・保存に制限をかけることができます。
    誤操作防止や共同作業に便利です。

本記事では、この2種類のパスワードの違いと用途についてわかりやすく解説します。
※設定手順は別記事で詳しく紹介しています。

目次

暗号化(パスワードを使用して暗号化)の特徴

例えるなら… 家の玄関の鍵をかけるイメージ

・ファイルを開く際に必ずパスワードが必要
・AES暗号化されるためセキュリティが高い
・用途:外部に渡す機密資料や個人情報を含むファイルの完全保護

全般オプション(読み取り/書き込み)の特徴

例えるなら… 家には入れるが、机の引き出しには鍵がかかっている状態

ファイルを開く際にパスワードが必要

読み取りパスワード → 閲覧制限
書き込みパスワード → 編集制限(パスワードなしでは読み取り専用で開く)

用途:社内での共同作業や誤操作防止に最適

2種類の違い(比較表)

項目暗号化(情報タブ)全般オプション(読み取り/書き込み)
ファイルを開く前にパスワード必要?はいはい(読み取りパスワード)
編集制限ファイルを開いた後は可能書き込みパスワードで制限可能(パスワードなしは読み取り専用)
暗号化レベル高い(AES暗号化)低い〜中程度(限定的)
用途外部に渡す機密資料共同作業・誤操作防止

設定手順

2種類のパスワードを設定する手順の関連記事です。

具体的な設定手順については別の記事で詳しく説明しています。こちらを参考にされてください。

4. まとめ

暗号化パスワード → 開く前に閲覧制限。外部流出対策向き
全般オプションの読み取り/書き込みパスワード → 開く際にパスワード必須+編集制限可能。社内向けに便利

用途に応じて使い分け、必要であれば両方設定することでより安全性が高まります

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次