自分のPCにどのGPU(グラフィック処理装置)が搭載されているのか、確認したことはありますか?
最近のPCでは、CPUに内蔵されたGPU(内蔵GPU)と、別途搭載されたグラフィックボード(独立GPU)の両方が使えることがあります。
この記事では、WindowsでGPUの種類や利用状況を確認する方法を詳しく解説します。
さらに、ChromeやEdgeでGPUが使われているか簡単にチェックする方法も紹介します。
目次
GPUとは?
GPUは「Graphics Processing Unit」の略で、画像や動画、3Dグラフィックの処理に特化した装置です。
- CPU:PC全体の処理を担当
- GPU:描画や動画再生、3Dゲームなどの処理を高速化
GPUには大きく分けて2種類あります。
高負荷の3Dゲームや動画編集、マルチモニター環境向き
1.内蔵GPU(Intel UHD Graphicsなど)
CPUに内蔵されており、軽い作業や動画再生に向く
消費電力が少なく、軽量PCやノートPCでよく使われる
2.グラフィックボード(NVIDIA / AMD Radeon)
専用メモリを搭載した独立GPU
内蔵GPUとグラフィックボードの違い(補足)
WindowsでGPUを確認する方法
① デバイスマネージャーで確認
- Win + X を押して「デバイスマネージャー」を開く
- 「ディスプレイアダプター」を展開
- 表示される項目でGPUの種類を確認
- Intel UHD Graphics → 内蔵GPU
- NVIDIA / AMD Radeon → グラフィックボード
デバイスマネージャーは、PCに搭載されているハードウェア情報を確認する最も基本的な方法です。
② タスクマネージャーで確認
- Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャーを開く
- 「パフォーマンス」タブを選択
- 左側に「GPU 0」「GPU 1」と表示され、それぞれの稼働状況を確認可能
- GPU 0:内蔵GPU
- GPU 1:グラフィックボード
稼働状況がリアルタイムで見られるので、負荷状況の確認にも便利です。
③ DirectX診断ツール(dxdiag)で確認
- Win + R →
dxdiag
と入力して実行 - 「ディスプレイ」タブを開く
- GPUの名前やメモリ容量、ドライバ情報を確認
ゲームや動画編集ソフトなどで必要なGPU情報を正確に把握したいときにおすすめです。
Chrome / EdgeでGPU利用状況を確認(おまけ)
- Chrome:
chrome://gpu/
- Edge:
edge://gpu/
「Graphics Feature Status」に Hardware accelerated と表示されていれば、ブラウザがGPUを利用して描画している状態です。
内蔵GPUかグラボかまでは分かりませんが、ブラウザでGPUが動作しているかどうかの目安になります。
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まとめ
- WindowsでGPUの種類や稼働状況は、デバイスマネージャー、タスクマネージャー、dxdiagで確認可能
- 内蔵GPUとグラフィックボードの違いを理解して用途に合わせて使い分ける
- ChromeやEdgeでも簡単にGPU利用状況を確認できる
PCの性能をフルに活かすために、自分のGPUがどの種類で、どの程度稼働しているかを知っておくことは非常に有用です。
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