Excelで大量のデータを入力する際、「同じ値をコピーしたい」「日付や連番を一気に入力したい」という場面は多くあります。
そんなときに役立つのがオートフィル機能です。アクティブセルの右下にある「フィルハンドル」を使えば、文字や数字、日付、曜日、さらには数式まで、連続データを一瞬で入力できます。
オートフィルは、データや数式を連続してコピー・入力できる効率化機能です。
本記事では、初心者でもすぐ使えるオートフィルの基本操作と効率化のコツを図解でわかりやすく解説します。
オートフィルとは?
セルをクリックしてアクティブセル(太枠表示)にすると枠の右下に■(フィルハンドル)表示されます。ここにカーソル(マウスの✙)を合わせると■が「➕」に表示されます。
マウスカーソルをこの部分に合わせると「+」マークに変わり、そのままドラッグするとコピーや連続入力が可能です。この「+フィルハンドル」をクリックしてマウスを動かすとデータのコピーが効率よく行うことが出来ます。
この機能のことを「オートフィル」といいます。
オートフィルでデータをコピーする方法
- コピーしたいセルを選択
- 枠右下のフィルハンドルにカーソルを合わせる
- 「+」マークになったらクリックしたまま、コピーしたい方向へドラッグ


上下左右どちらにもコピーでき、複数セルの範囲指定も可能です。
オートフィルを使ったデータ連続入力
規則性のあるデータは、オートフィルで自動的に連続入力されます。
例:
- 「1」と入力 → 2, 3, 4 …
- 「1月」と入力 → 2月, 3月 …
- 「月曜」と入力 → 火曜, 水曜 …
月や曜日、No.など連続データが入力できます。
文字列に数字が入力されていると連続データが入力されます。
数字などの規則性をもたせることで、奇数、偶数、飛びなどの連続データ入力が出来ます。
選択したセルの枠の右下の■にマウスのカーソルを合わせ+フィルハンドルをクリックしたままコピーしたいセルまでカーソルを移動させると連続コピーが出来ます。
上下左右に行え、複数のセルを選択してコピーすることが出来ます。
オートフィルで数式のコピー
セルに数式が入力されていてコピーを行うと、自動で相対的に変化します。
合計の数式が入力されたセルを、オートフィルのコピーを行うと数式がコピーされ参照先が相対的に変化されるのです。

Ctrlキーで動作を切り替える
Ctrlキーを使うことでオートフィル機能のコピー方法が変化します。
・通常機能として連続データになるデータを、連続させずにコピーする。
・通常機能では連続データにならないデータを、連続させコピーする。
まとめ
オートフィルは、Excel作業を大幅に効率化できる基本機能です。
コピーと連続入力を上手く使い分ければ、作業スピードが格段に向上します。
規則性のあるデータや数式コピーに活用し、日々の入力作業を時短しましょう。
連続データ入力出来るもの、出来ないものがありますが、その法則の理解を深めて上手に使い分けを身につけると作業効率が上がります。
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