Excelで作業していると、セルの内容を簡単に入れ替えたい場面がありますよね。
「コピーして貼り付ければいい」と思いがちですが、もっと効率的な方法があります。
本記事では、初心者でも分かるセルの入れ替え方法を詳しく解説します。
ドラッグ操作からカット&挿入まで、作業効率を格段に上げるテクニックを紹介します。
セルの入れ替えとは?
Excelのセル入れ替えは、セル同士の内容をそのまま入れ替える操作です。
単純にコピーして貼り付けるだけだと、元のセルが上書きされるなどミスが起きやすくなります。
特に複雑な表や数式が入った表では、正しい方法で入れ替えることが大切です。
こんな人におすすめ!
・セルの内容を入れ替えたいけど、いちいち「コピー→貼り付け→削除」するのが面倒…
・行や列を移動すると、他のデータが消えてしまうのが怖い…
・表を整理するときにサクッと並べ替えたい!
実は、「Shift」キーを使えば、簡単にセル同士の位置を入れ替えることができるんです!
下図のような並びを揃えたい場合などに使用できる方法です。

移動したいセルを選択し「Shift」キー を押しながら入れ替えたい境界線にマウスポインターを合わせてドラッグすると他のセルの間に挿入され入れ替えができます。
基本操作:shiftキー+ドラッグでセルを入れ替える
1.移動したいセルを選択します。
(例:セル「C2」にあるデータを「D2」と入れ替えたい)
2.Shiftキーを押しながら、マウスでセルの枠(ふち)にカーソルを合わせます。
カーソルが「十字矢印(移動アイコン)」になったら…
「Shift」キーを押しながら移動先のセル範囲の境界線にマウスを移動し、移動させたいセル間に緑の線が表示されたらドラッグします。
3.そのままドラッグして、移動先にドロップ!
→すると、元のセルは空にならず、入れ替えが行われます。

移動させたいセルや、複数のセルの場合はセル範囲を選択し、その境界線にマウスのポインターを合わせます。
するとセルが入れ替わりました。

複数のセルでも有効な方法です。
ポイント:Shiftキーを押す
・通常のドラッグでは「上書き」になってしまいますが、
Shiftキーを押すことで「入れ替え」に変わります。
・セルだけでなく、行や列単位でも同様に使えます。
・複数セルを選択しても可能です。
カット&ペースト(挿入)でセルを入れ替える方法
- 入れ替えたいセルを右クリック → 「切り取り」を選択
- 移動先セルを右クリック → 「挿入」→「切り取ったセルの挿入」
- これでセル同士を入れ替え可能
ヒント:行や列全体を入れ替えるときも、同じ操作で挿入可能です。
表の構造や数式が崩れないよう注意してください。
複数セルの入れ替えと注意点
複数セルを入れ替える場合は、ドラッグ操作でもカット&挿入でも可能ですが、いくつか注意点があります。
- 数式や参照が崩れやすい
- 書式が意図せずコピーされる場合がある
- 行や列全体を入れ替えると表の構造が変わる
安全策として、入れ替え前に対象セルをコピーしてバックアップを作っておくと安心です。
ショートカットで作業をもっと効率化
- Ctrl + X:選択セルをカット
- Ctrl + C:選択セルをコピー
- Ctrl + V:貼り付け
- Shift + 矢印キー:複数セルを選択
これらを組み合わせると、ドラッグ操作よりも素早く入れ替え作業ができます。
特に大量のセルを扱う場合は、ショートカットを活用すると作業時間を大幅に短縮できます。
活用例
・予定表やスケジュールで、日付の順番を並べ替えたいとき
・名簿の並びを変更したいとき
・商品リストで売上順に入れ替えたいとき
などがあります。
注意点
入れ替え先に「結合セル」や「保護されたセル」があると、うまく動作しない場合があります。
Shiftを押し忘れると、データが上書きされる恐れがあるので注意を!
まとめ
Excelセル入れ替えのポイント
- 単純なコピー&貼り付けではなく、ドラッグ+Shift か カット&挿入 を活用する
- 複数セルや数式が入った表でも、正しい手順で操作すれば安全
- 事前にバックアップを作ると、万が一のミスも防げる
- ショートカット操作でさらに効率化可能
Excelのセル入れ替えは、慣れると作業効率が大きく向上します。作業の時短にもつながりますし、誤操作を防ぐことが出来ます。
ぜひ日常のExcel作業に取り入れてみてくださいね。
意外に使う機会は有ると思いますので覚えておくと良いですね。
初心者でもすぐに実践できる方法なので、ぜひこの手順を覚えて仕事や資料作成に役立ててください。
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