エクセルで作業していると、「表をもっと大きく表示したい」「画面が狭くて見にくい」と感じることはありませんか?
特にノートパソコンのように画面が小さい場合、リボンやメニューが作業スペースを圧迫してしまいます。
そこで便利なのが エクセルの全画面表示機能 です。
今回は、初心者の方でも簡単にできる 全画面表示の方法と戻し方 を紹介します。
全画面表示モードのメリット
・プレゼンや打ち合わせで 見やすい画面を共有できる
・表やグラフを 広く表示できる
・ノートPCなど画面が小さくても 快適に作業できる
標準表示の状態です。

全画面モードの状態です。
「リボン」「メニュー」が非表示になり、モニター画面いっぱいに表示されます。

全画面表示モードにすると「リボン」と「メニュー」が非表示になり、作業するセルの行数を多く表示することが出来るようになります。ノートPCなどの解像度の小さいモニターを使用している際に、作業スペースが確保できます。
全画面表示にする3つ方法
表示方法について説明します。
① リボンで全画面表示モードにする

リボンの右下にある「V」をクリックします。
メニューが現れます。

「リボンを表示」のメニューが現れます。
その中から「全画面表示モード」をクリックします。

「リボン」「メニュー」が非表示になりモニターいっぱいに画面表示されます。
※リボン・メニューが隠れて表を大きく表示できます。
② ショートカットキーを使う
- 「Ctrl+Shift + F1」 … 全画面表示
- もう一度、このショートカットを押すと全画面表示が解除されます。
※キーボード操作に慣れている方におすすめです。
③ 表示タブから切り替える(古いバージョンの場合)
[表示] → 「全画面表示」を選択
※Excel 2013以前のバージョンにある機能です。
タブ・メニューを操作する
全画面表示で「タブ」や「メニュー」を操作したいときの手順も簡単です。
「タブ」や「メニュー」を表示

上部のタイトルバーをクリックすると

「タブ」と「メニュー」が表示されるので操作したいタブやメニューを選択します。
元に戻す方法
画面上部をクリックするとリボンが再表示されます。
・リボンを表示させ、右下の「V」をクリックして「リボンを表示」メニューから「常にリボンを表示する」を選択するとメニューが表示されます。
・ショートカット「Ctrl+Shift + F1」 をもう一度押せば元に戻せます。
ショートカットキーでリボンを表示/非表示
- Ctrl + F1 … リボンを表示/非表示
※キーボード操作に慣れている方におすすめです。
アクセスキーで全画面表示する
マウスなどを使用せずキーボードから直接メニューやボタンの選択を表示させ順番にコマンドを実行していく便利なキーです。
『「Alt」キーを押しながら』であれば入力は行なわれず『本来とは違う意味を持たせる』ことができます。「Alt」キーと一緒に押すキーが「アクセスキー」です。
「Alt + V + U」と順番にキーを押します。

このアクセスキーを使った方法は、先に説明した「全画面モード」とは異なります。
この方法では、数式バーも非表示になり、より多くのセルを表示させることが出来ます。
「ESC」キーを押すと元に戻ります。
まとめ
- 全画面表示を使えば、ノートパソコンなどの小さい画面でも快適に作業できる
- リボンを折りたたむ/ショートカットを使うのが簡単でおすすめ
- プレゼンやデータ確認にも役立つ
※Excel活用術として覚えておくと、作業効率がグッと上がります。
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